2024/03/18 00:00
今回は、二十四節気の「春分」について、季節や体調、漢方のお話を交えてお話ししたいと思います。
春分は、毎年3月20日〜4月4日頃までの期間を指します。「昼と夜の長さがほぼ同じになる頃」という意味で名付けられました。春分の頃になると、日差しはますます暖かくなり、春の陽気が満ち溢れます。桜やチューリップなどの花が咲き始め、春の景色が美しく彩られます。
春分の体調
春分は、寒暖差が小さくなり、過ごしやすい季節です。しかし、春の陽気が強くなることで、体内のエネルギーも活発になり、体調を崩しやすい人もいます。春分の頃によく見られる体調不良としては、以下のようなものがあります。
- 風邪
- 咳
- 喉の痛み
- 花粉症
- 肌荒れ
- 頭痛
- めまい
これらの体調不良は、寒暖差による体の疲労や、春先の乾燥、花粉症などによって引き起こされます。
春分の漢方
春分の体調不良を予防・改善するためには、以下のことに注意するとよいでしょう。
- 寒暖差に備えて、服装を調節する。
- 十分な睡眠をとる。
- 栄養バランスの良い食事を摂る。
- 水分をこまめに補給する。
また、漢方薬を活用するのも一つの方法です。漢方薬には、体調不良の原因となる「邪気」を排除したり、体調を整えたりする働きがあります。春分の頃によく見られる体調不良には、以下の漢方薬がよく用いられます。
- 風邪:葛根湯、麻黄湯、小柴胡湯
- 咳:麦門冬湯、陳皮茯苓湯、杏仁咳止め湯
- 喉の痛み:金銀花喉嚨散、桔梗湯
- 花粉症:小青竜湯、麻黄湯、桂枝湯
- 肌荒れ:当帰芍薬散、荊芥連翹湯、四物湯
- 頭痛:葛根湯、川芎茶調散、呉茱萸湯
- めまい:苓桂朮甘湯、半夏厚朴湯
漢方薬は、自分の体調や症状に合わせて、薬剤師に相談して選ぶことをおすすめします。
春分の養生
春分は、春の養生が重要です。春の陽気をしっかり取り込むことで、冬の寒さで弱った体を回復することができます。
以下に、春分の養生法をご紹介します。
- 日当たりの良い場所で過ごす。
- 軽い運動をする。
- 春野菜を食べる。
- 早寝早起きをする。
- ストレッチやヨガをする。
これらの養生法を実践して、健やかに過ごしましょう。
春分は、昼夜平分、春の訪れを満喫する季節です。寒暖差に注意し、体調を整えながら、春の陽気をしっかり取り込みましょう。漢方薬は、春分の体調不良を予防・改善するのに役立ちます。自分の体調や症状に合わせて、薬剤師に相談して選ぶことをおすすめします。
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